【講師】インフラコモンズ代表

リサーチャー AI×経営ストラテジスト
今泉大輔 氏
インフラコモンズ代表/リサーチャー/AI×経営ストラテジスト
ITmediaオルタナティブブログ内:経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI / ADAS業界日報 by 今泉大輔 を20年以上にわたって書き継いできた。月間2万PVの専門ブログに成長
■ 経歴 青森県弘前市出身。早稲田大学教育学部英語英文科中退。
2003年〜2010年、米シスコシステムズ ビジネスコンサルティング部門リサーチャーとして勤務。
 - 金融、流通、電力、自動車業界の経営層に向け、経営戦略レポートを多数作成。
2010年前後、サイバーエージェントから資金調達を受け、現在のスポットコンサルティングの原型となるサービスを立ち上げ。
2011〜2017年、再生可能エネルギー・インフラビジネスに従事。
 - 太陽光・木質バイオマス・石炭火力の国内案件形成、アフリカ(タンザニア)天然ガス事業のアレンジメントを担当。空港民営化や都市交通インフラの海外事例リサーチも実施。




【開催にあたって】
本セミナーは、「Physical AI(物理的な実体を伴うAI)」と「AI Factory」の概念を極限まで推し進めた、イーロン・マスクによる宇宙(軌道上)データセンターおよび次世代半導体工場「テラファブ(TeraFab)」の全貌を解き明かすことを目的としています。

現在、地上のAIインフラは「土地の許認可」「電力網の接続(変圧器不足)」「冷却効率」という深刻な物理的ボトルネックに直面しています 。マスク氏はこれらの制約を、Starshipによる物流革命 、宇宙空間での24時間太陽光発電 、そして垂直統合された自前半導体工場テラファブ を組み合わせることで根本から解決しようとしています。

■本セミナーが提示する核心的トピック:
 ・「規制・電力・冷却」からの完全な脱出: 地上の既存インフラに依存せず、宇宙という「究極の規制フリーゾーン」へAIの脳を移管する論理的必然性を解説します 。
 ・テラファブによる計算資源の独占: 全世界の合計出力を遥かに凌駕する1テラワットの計算能力 を、設計から製造まで一気通貫で行う「垂直統合」の衝撃を明らかにします 。
 ・宇宙専用プロセッサ「D3」の役割: テラファブで生産される計算資源の80%が、なぜ地上(自動運転やロボット)ではなく宇宙軌道へと向けられるのか、その真意を探ります 。
 ・ペタワット時代の到来: テラワットを通過点とし、月面マスドライバー建設 によって実現される、異次元のスケールの未来図を提示します 。

日時 2026年 6月 1日(月) 13:30~16:00  
受講料 1名につき 
会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)
講演者 インフラコモンズ代表 リサーチャー AI×経営ストラテジスト 今泉大輔 氏
対象 本テーマにご興味のある方
内容 Part.1 宇宙(軌道上)データセンター構想の全体像

1. なぜ宇宙(軌道上)なのか?
 ・「規制(Permit)からの脱出」: 地上でのデータセンター建設は、技術よりも「土地の許認可」と「送電網の接続」が最大のボトルネックである。宇宙は「究極の規制フリーゾーン」である。
 ・「バッテリー不要の24時間発電」: 宇宙での太陽光発電の真の価値は、効率5倍という点だけでなく、夜がない(バッテリーコストをゼロにできる)ことによる「24時間連続の高出力給電」にある。
 ・「電圧(800VDC/48V)の必然性」: 地上の変圧器(トランス)の不足が深刻である。宇宙では太陽光パネルからラックまで直流(DC)で直結することで、このサプライチェーンのボトルネックを完全に回避する。
 ・「輸送コストの破壊」: 宇宙データセンターが成立する前提は、Starshipによる打ち上げコストが1kgあたり100ドル以下に下がること。これが実現すれば、地上のデータセンターを維持するより宇宙の方が安くなる「経済的転換点」が30ヶ月以内に来る。

2. 電力:太陽光発電と連続供給の仕組み
 宇宙では、地上の送電網の代わりに連続的な太陽光照射を活用。
 ・軌道選択: 「Dawn-Dusk(暁昏)」軌道(高度1,200~1,400km付近の太陽同期軌道)を選択することで、地球の影に入らず、ほぼ24時間365日常に太陽光を受け続けることが可能。
 ・発電密度: 大気による減衰がないため、地上よりも格段に高いエネルギー密度で発電できる。
 ・電圧と変圧:高効率DC給電(48V~800V)

3. GPUサーバー:NVIDIAか?イーロン・マスク「テラファブ」の「D3」か?
 ・NVIDIA製GPUを使うシナリオ
 ・2026年3月末に発表された「テラファブ」構想の宇宙専用チップ『D3』を使うシナリオ
 ・『D3』、これまでわかっている仕様

4. 冷却:真空における熱放射(Radiate, don't Evaporate)
 対流(空気)が使えない宇宙での冷却は、地上とは全く異なる物理法則に従う。
 ・熱放射(Radiation): サーバーで発生した熱を液体冷却(ダイレクトチップ冷却)で回収し、巨大な**放射パネル(ラジエーター)**を通じて、真空空間に赤外線として熱を逃がす。

5. データ通信:レーザー光通信(Optical Inter-Satellite Links)
 地上との通信は、従来の電波(RF)ではなく、Starlinkで実用化されたレーザー通信が主役。
 ・超高速・低遅延: 真空中での光の速さは光ファイバー内よりも約47%速く、衛星間および地上との間で100Gbps~Tbps級の帯域を確保。

6. 運搬:Starshipによる「物流革命」
 これがイーロン・マスクの最大の武器。
 ・積載能力: Starship(Block 3/4)は、1回の打ち上げで100トン~200トンの物資を低軌道に運べる。
 ・コスト破壊: 従来の打ち上げコスト($2,000/kg以上)を、$100/kg以下まで下げることを目標としている。これにより、重い冷却システムや巨大なバッテリー、サーバーラックを「まるごと」宇宙へ運ぶことが経済的に成立する。


Part.2 次世代半導体工場「テラファブ (Terafab)」の全体像

1.Terafab構想の幕開けと衝撃のスケール
 ・巨大合弁プロジェクトの誕生
 ・圧倒的な計算能力の目標
 ・常識外れの物理的スケール
 ・異次元の生産能力

2.なぜTerafabが必要なのか? - 半導体製造のパラダイムシフト
 ・現状のサプライチェーンの限界
 ・既存の巨大企業への依存リスク
 ・ソリューションとしての「完全垂直統合」

3.Terafabが製造する「2つの頭脳」と宇宙データセンター
 ・1, 地上向け推論チップ(生産の20%)
 ・2, 宇宙向けプロセッサ「D3」(生産の80%)

4.Terafabの先にある究極のビジョン - ペタワット時代へ
 ・1テラワットは第一歩
 ・究極のスケール


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。



【本セミナーはZoomを利用して開催いたします】

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