【講師】大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻

教授/博士(工学)
古川森也 氏
職歴
2009年4月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
2012年4月 東京工業大学理学院化学系 助教
2016年7月 北海道大学触媒科学研究所 准教授
2023年5月 大阪大学大学院工学研究科 教授(現職)

職歴(兼任)
2019年8月~2021年7月   文部科学省研究振興局 学術調査官(科研費担当)
2019年10月~2023年3月   JSTさきがけ 研究者(反応制御領域)
2022年1月        北九州市立大学 非常勤講師




【開催にあたって】

CO2を活用した化学品製造に関して、化学業界の現状と技術体系・世界動向について解説するとともに、それを可能とする触媒技術の最前線について詳しく紹介する。初めに化学業界におけるCO2利用・排出削減の現状について、CO2排出削減に対する考え方・取り組みやCO2を活用した化学品製造の分類について概説し、続いてエネルギーやコスト面でのメリット・デメリットに加え、各技術の開発動向や日本の立ち位置を解説する。

具体的には、CO2を炭素源とする化学品製造として代表的なカーボネート製造、メタネーション、合成ガスによる燃料製造、メタノール合成を経る化成品合成について説明し、CO2を添加剤として利用するメタンドライリフォーミングやアルカン酸化脱水素について解説する。また、基幹化学品である低級アルケン製造にCO2を利用する最新の取り組みを解説する。最後にプロパン酸化脱水素を例に、具体的な触媒の設計指針や多元素化による性能向上などについて紹介し、優れた触媒を開発するために必要な基礎的知識と発展的アプローチについて詳細を解説する。


日時 2025年 10月 24日(金) 13:00~17:00  
受講料 1名につき 
会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)
講演者 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻 教授/博士(工学) 古川森也 氏
対象 研究開発部門、R&D戦略・企画部門の方など
内容 1.背景と基本事項
 1-1 CO2排出量の現状と削減目標
 1-2 CCUとCCS

2.CO2利用技術の分類
 2-1 還元型と非還元型
 2-2 水素源によるコスト・エネルギーの違い
 2-3 技術別に見たロードマップ

3.各技術の開発動向
 3-1 非還元型:各国の動向と日本の技術
 3-2 水素還元型:基盤技術の紹介
  (1)メタネーション
  (2)合成ガスと燃料製造
  (3)メタノールを経由した化成品合成

4.技術・市場動向の全体図と国・企業別比較

5.添加材としてのCO2利用
 5-1 メタンドライリフォーミング
 5-2 低級アルカンの酸化脱水素

6.CO2を利用したプロパン酸化脱水素に有効な触媒開発
 6-1 多元素合金を利用した触媒設計指針
 6-2 3元系合金を用いた高性能触媒の開発
 6-3 6元系合金への展開による更なる高性能化

7.総括


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。



【本セミナーはZoomを利用して開催いたします】

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