【開催にあたって】
2011年に国連ビジネスと人権に関する指導原則が国連人権理事会において全会一致で承認された後、各国において「ビジネスと人権」に関係する様々な政策が進んでおり、特にEUでは、2024年7月、人権・環境DDを一定規模以上の企業に義務付ける指令(CSDDD)が発効し、同年11月、強制労働産品上市等禁止規則(FLB)が採択されました。日本においては、2022年9月、日本政府が「ビジネスと人権」に関する初めてのガイドラインである、「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を策定した後も、経済産業省や農林水産省がそれぞれの施策を展開しています。こうした状況を踏まえると、国連指導原則や日本政府ガイドラインに沿った取り組みを十分に進めていくことが強く期待されているといえます。
本セミナーでは、日本政府ガイドライン及び同ガイドラインに係る実務参照資料の立案に関与した森・濱田松本法律事務所の塚田智宏(弁護士)より、「ビジネスと人権」の取組みの基礎について簡潔にご説明した上で、そうした基礎を前提に、平時の人権DDの一環としての契約における人権条項の活用と、人権侵害事案について外部から指摘を受けた有事の際の対応のポイントについて、解説いたします。
日時 | 2025年 10月 2日(木) 14:00~16:00 |
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受講料 | 1名につき 会員 27,500円(本体 25,000円) 一般 29,700円(本体 27,000円) |
講演者 | 森・濱田松本法律事務所外国法共同事業 弁護士 塚田智宏 氏 |
対象 | 法務部門、コンプライアンス部門、経営企画部門、総務部門、人事部門、海外事業部門、広報・IR部門、その他関連部門のご担当者様 |
内容 | 第1 ビジネスと人権の基礎:企業に「人権」尊重が求められる背景・その内容 1 国連指導原則の誕生の背景 2 企業の人権尊重責任の内容 3 取り組まないことがリスクに 第2 サプライチェーンにおける契約条項の活用 ~強制労働事案を踏まえて~ 1 サプライチェーン上で頻発する強制労働問題 2 強制労働事案の深刻さと企業へのインパクトの大きさ 3 サプライチェーンにおけるリスク防止・軽減のための人権条項の概要・現在地 4 モデル条項を踏まえた人権条項活用の方向性・ポイント 第3 人権侵害事案への有事対応 1 想定事例に基づく初動対応のポイントとよくある誤解 2 有事対応における対外的なコミュニケーションの方向性とポイント 3 人権侵害状況の是正に向けた取組とそのポイント 第4 EU CSDDDとFLBの概要 ~最新アップデートとともに~ 1 国連指導原則との関係性 2 CSDDD及びFLBの概要と最新の議論状況 3 想定される日本企業への影響 第5 その他のビジネスと人権に関する最新アップデート ※申込状況により、開催中止となる場合がございます。 ※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。 ※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。 【本セミナーはZoomを利用して開催いたします】 視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。 ※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。 動作確認ページ ネットワーク環境により(社内のセキュリティ制限等)ご視聴いただけない場合がございます。事前に上記「動作確認ページ」のリンクより動作確認をお願いいたします。 |
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